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INFORMATION 会告

本学会、委員会主催の催し物のご案内・告知などを掲載しております。
ご不明な点は、日本建築仕上学会・事務局までお問い合せ下さい。

会 告 | 建築仕上材料・デザイン競技2015審査員会

建築仕上材料技術・デザイン競技2015審査結果について

 「建築仕上材料技術・デザイン競技2015」にご応募頂き、誠にありがとうございました。
 10 月22 日・23 日に東京大学(本郷)山上会館で開催された日本建築仕上学会大会学術講演会にて、応募者のパネル展示を行い、大会参加者の投票結果を加味し、審査委員会にて選考を行った結果、入賞作品が決定いたしましたので、下記のとおりご報告申し上げます。

 審査結果

−優秀賞− 作品No.2
  作品タイトル:浮き出る警告板
 代表者(所属):今 夏紀(日本大学)

−佳作− 作品No.4
 作品タイトル:新しいコミュニティースペースの提案
 代表者(所属):天田裕之(リノ・ハピア株式会社)
 制作参加者:ジェンセン・クルザット、クシ・レナード、平野圭子

※本年度は、最優秀賞 該当者なし  以上

 2. 募集要件
  • 資格:不問(大学生,大学院生,社会人など,いずれでも応募可能)
  • 提出時期:9月28日(月)必着
  • 提出要件:A1用紙1枚(発送用紙管や図面ケースなど折れのないよう梱包) +記入済応募用紙を同封して提出すること.提出は発送用紙管などとし, 新しい建築空間を実現する建築仕上材料の技術やアイデア, 出来上がりの空間デザインを含む内容をわかりやすくプレゼンすること. 提出はA1用紙1枚でよいが,入選者には後日PDFにてデータの提出を依頼する.
  • 提出先:〒108-0014 東京都港区芝5-26-20 建築会館6階 日本建築仕上学会「建築仕上材料技術・デザイン競技係」
  • 建築設計や空間の演出のみを考慮した架空的な内容ではなく,新しく可能性のある材料や技術提案に基づいて,どのような建築空間ができるかを評価する.
  • 実現性の検証のために,実際にサンプルを作成したり,性能評価試験結果などを紙面に記載したものは,それをより高く評価する (サンプル作成環境がない者は問合せ先より紹介できる可能性がある)
  • エントリー登録;8月31日(月)締切.エントリー受付はインターネットメールでのみ行う。
    記載事項;代表者氏名、所属、連絡先住所、e-mailアドレス、電話番号
    宛先;日本建築仕上学会事務局 建築仕上材料技術・デザイン競技係
    shiage@finex.org
    登録は、受領返信メールで完了します。
    受領返信メールが届かない場合は、事務局までお問い合わせください。
 3. 選考方法・結果発表について
  • 10月22日,23日に東京大学(本郷)山上会館で開催される日本建築仕上学会大会学術講演会にて,提出者のパネル展示を行い,大会参加者の投票結果を加味して審査委員会が選考を行う.
  • 賞金(商品券) 最優秀賞 8万円×1名,優秀賞2万円×2名,佳作 図書券5,000円×最大7名とする.また,全受賞者には日本建築仕上学会会員(1年間)および賞状が与えられ,日本建築仕上学会雑誌「FINEX」に受賞者コメント,審査委員寸評とともに掲載される.
  • アイデアに関する権利や管理は本人に帰属する.本会主催者側は一切関与しない.また,すべての提出作品は返却しない.
 4. 審査委員
  • 審査委員長:本橋 健司(芝浦工業大学)
  • 日本建築仕上学会に属する施工・材料に関する諸団体からの審査委員(複数)
  • 橘高 義典(首都大学東京 教授)
  • 小山 明男(明治大学 教授)
  • 田村 雅紀(工学院大学 准教授)
  • 永井 香織(日本大学 准教授)
  • 北垣 亮馬(東京大学 講師)
 

 建築仕上材料技術・デザイン競技2015「新しい木材空間」講評
2015 年12 月  審査委員長 本橋健司
1.本競技について

 建築空間の表面にあり、建築物の耐久性や意匠性を大きく左右する建築仕上材料は、これまでも様々なニーズに応じて革新的な進歩をとげてきた。本競技は、今後の建築空間の発展と進化を見据え、より革新的で技術的にも意匠的にも興味深い建築仕上材料のデザイン・技術を提案する作品を広く募集し、建築仕上材料の新しい価値を切り開く可能性を評価する競技である。
 なお本競技は、次世代活性化の目的で日本建築仕上学会基金の支援を得て行われている。本競技は今年が第三回であり、来年度の継続を考えている。本年度は広報不足のため応募作品が少なかったが、次年度は多くの応募を期待したい。

2.講評

 今回の応募作品数は5 作品であった。応募者は建築学科の学生及びベテランであった。いずれも作品も、ガラスの光透過性を上手に活用する事を考えているが、ガラスの用途は空間構成材料、警告版、斜光壁、シアタールーム、外壁材、間仕切材等多様であった。
 しかし、現状の分析、アイデア、デザイン、技術(特に、取付け、納まり、メンテナンスの技術)まで包括的に検討し、実現させたいと感じさせる最優秀賞は残念ながらなかった。来年に期待したい。
 優秀賞の「浮き出る警告板」(今 夏妃)は、駅や地下街等を想定し、地震時や火災時の混乱を防ぐため、災害時にガラスから避難の指示・情報が浮き出る仕組みを提案している。ガラスを地震時や火災時の警告板に利用するというのは、技術的には非常にチャレンジングなことであると感じる。蛍光インクにブラックライトを照射する表示方法、圧電素子を応用した発電床による電力供給、ガラス取付け部分の詳細、表示システムが稼働するトリガーのメカニズム(地震時にはP 波・S 波の感知により、火災時には煙センサーにより起動するとしている。)等の要素技術に言及している。これらの要素技術を組み合わせて、実際のシス
テムを実現するためには、多くの技術的課題が指摘できる。しかし、多くのアイデアを組み合わせて、実現したいシステムを提案している点を評価したい。応募作品の中では、最も多くの技術的側面からシステムの実現性を検討していた。
 佳作の「新しいコミュニティースペースの提案」(天田裕之 他)では、ケアハウスのコミュニティースペースにガラスをスクリーンとして利用した体感型のシアタールームを設置することを提案している。限られたスペース内で、光とガラスで無限の空間を表現することにより、閉鎖的になりがちな場所を人々が集い、癒しと希望を抱ける場所にすることを意図している。作品の意図は明確であり、魅力的である。しかし、シアタールームの内容、構成に関する技術的な説明がほとんどなされていない点に不満がみられる。吹抜けにどのような構法・材料を使ってスクリーンを構成するのか、そのスクリーン上にどのような仕掛けで3D画像を投射するのかという説明がほしかった。

以上


 受賞者コメント
◇優秀賞 

作品No.2
作品タイトル: 浮き出る警告板 <→作品を見る

今夏紀 氏 コメント
 この度は建築仕上材料技術・デザイン競技2015にて優秀賞を頂き、誠にありがとうございます。今回提案したガラスは、普段は、透明なガラスであるが、災害時に避難経路を誘導する案内板が浮き出てくるガラスである。意匠を乱さず、非常時のみに浮き出るため、大き
く案内板を表示することもできる。オフィスビル、店舗、駅、美術館などあらゆる公共の場で使用することのできる材料です。


 

  FINEX 2016.01-02